地元学習塾に聞く、茨城県つくばエクスプレス沿線の「教育環境」 ~茨城県つくばエクスプレス沿線地域の教育環境が選ばれる理由~
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2024.12.20
地元学習塾に聞く、茨城県つくばエクスプレス沿線の「教育環境」 ~茨城県つくばエクスプレス沿線地域の教育環境が選ばれる理由~
茨城県つくばエクスプレス沿線地域は、学びの質の高さと生活の利便性が両立する地域として注目を集めています。筑波大学や研究機関が集まるこの地域では、教育の選択肢が豊富で、子どもたちの未来を広げる環境が整っています。今回は、このエリアの教育について深掘りするインタビュー形式でお伝えします。
プロフィール
プロフィール

青木信行(あおき のぶゆき)さん

埼玉県出身。
茨城県を中心に教育事業を展開する学習塾「茨進」の統括本部長を務める。長年にわたり学習塾業界で活躍し、特に中学受験指導を得意とする。
地域密着型の指導方針を大切にしながら、生徒一人ひとりの可能性を引き出す教育を追求。茨進の教育を通じて、数多くの難関校合格者を輩出している。

多様な学びと共生が広がる教育環境

この地域の教育全般について、どのような特色や強みがありますか?

茨城県つくばエクスプレス沿線地域には、学術都市つくばをはじめ、教育に対する意識が高い環境が整っています。筑波大学や多くの研究機関があるため、科学や技術分野に特化した教育機会が豊富です。たとえば、筑波大学などとの交流が盛んで、大学教授による特別授業や研究所での実験体験など、子どもたちが最先端の学びに触れることができます。また、外国籍の家庭も多く、子どもたちは異文化交流を自然と経験しています。日本人の子どもたちも、外国籍のクラスメイトとともに学ぶことで、国際的な視野を広げる良い機会となっています。

公立と私立、それぞれの強みが光る学校教育

この地域の公立・私立の学校にはどのような特徴や実績がありますか?

公立学校では、つくば市は公立の小中学校で小中一貫教育をいち早く導入したことで注目を浴びました。県内では珍しく教科担任制やICTを活用した授業を取り入れており、子どもたちの多様な学びをサポートしている印象があります。

私立学校では、茗渓学園中学校・高等学校が人気です。特に英語教育に力を入れており、ALT(外国語指導助手)を常駐させることで、日常的に英語を使用する環境を提供しています。進学先としては、筑波大学や東京大学などの難関大学へ多数の合格者を輩出することなどが人気の理由だと思います。

また、ICT教育も進んでおり、オンライン授業やタブレット端末を活用した授業が普及しています。特に守谷市では、コロナ禍の休校期間中に公立学校で双方向型のオンライン授業をいち早く導入していました。授業が再開された後も、希望する家庭にはオンライン授業への参加を継続的に提供するなどしており、健康上の理由などで学校に通えない生徒も学びの場を確保しているなど、先端を行っている印象があります。

他の学校でも国際教育や英語教育に力を入れているところが多く、県内の他地域に比べ常駐するALT(外国語指導助手)が多いのも特徴です。エリア全体を通して進学実績も良好で、多くの学校が県内外で高い評価を受けています。

未来を創る学びの場:塾・習い事の充実

学習塾や習い事の選択肢について教えてください。

茨城県つくばエクスプレス沿線地域には、さまざまな学習塾や習い事教室があります。プログラミングやロボット製作、STEM教育に特化した塾も増えており、未来を見据えた学びが提供されています。従来の進学塾も充実しており、基礎学力の向上から受験対策まで幅広く対応しています。子どもの早期教育に関する関心が高く、特に科学や技術に関連した学びを希望する家庭も多い傾向があります。この地域における塾や習い事の増加は、こうしたニーズに応える形で発展していると思います。学習塾は単なる勉強の場ではなく、思考力や問題解決能力を鍛える場として位置づけられており、これが地域全体の教育水準向上につながっているのではないでしょうか。
また、音楽、スポーツ、アート系の習い事教室も豊富です。家庭の方針や子どもの興味に応じて、さまざまな選択肢の中から最適なものを選べるのがこの地域の魅力です。

つながりが支える教育コミュニティ

保護者同士の交流や情報交換の場について教えてください。

この地域では、保護者同士のネットワークが非常に強いと感じます。学校の保護者会やPTA活動を通じて、教育に関する情報が積極的に共有されています。また、多文化共生の雰囲気があるため、外国籍の保護者も自然にコミュニティに溶け込んでいます。
前述しましたが地域柄、外国籍の家庭も多く、それにともない自然と異文化に触れる環境が整っています。たとえば、つくば市立春日学園義務教育学校などでも外国籍の生徒が日本人の生徒と共に学んでいるなど、文化的な交流もスタンダードとなっています。
さらに、塾や学校では保護者向けのセミナーやワークショップも定期的に行われており、子どもたちの成長を支えるための情報が得られる場が多いです。

通学も進学も可能性が広がる茨城県つくばエクスプレス沿線地域の魅力

つくばエクスプレスを利用した通学の利便性やアクセスの良さについて教えてください。

つくばエクスプレスを使えば、つくばから秋葉原まで最短45分でアクセス可能です。このため、都内や千葉、埼玉の学校にも無理なく通うことができるのも大きな魅力だと思います。通学の負担が少ないことで、学びに集中できる環境が整っているのがこのエリアの特徴です。特に両親のいずれかが都内の私立学校や進学校を卒業している場合、自分の子どもにも同じような学校に通わせたいという傾向があります。この背景には、親自身が経験した教育環境や進学実績への信頼感が影響していると考えられ、つくばエクスプレスの利便性を活かすことで進学先を諦めない可能性を実現していると感じます。こうしたことから開成中学や早稲田中学など都内の進学校に通う子どもたちも多く、保護者の方々からも県内にとどまらず幅広く進路のご要望をいただいています。

子どもの未来を育む、理想の移住先

この地域の教育を通じて教育と暮らしが子どもたちにどのような魅力を与えるのかについて伺いました。

このエリアの教育環境を活用することで、他のエリアに比べ、子どもたちは幅広い選択肢の中から自分の可能性を最大限に引き出せると感じています。科学や国際教育、ICTなど、多様なプログラムを通じて、子どもたちはグローバルな視野を持つ未来のリーダーとして育つ土壌があります。さらにこの地域は、自然豊かな環境と都市の利便性が融合しており、子育てに最適です。家族全員が安心して暮らせる中で、教育の選択肢が多いことは保護者にとっても大きな安心材料だと感じます。子どもたちは充実した教育と生活の中で、のびのびと成長できるのだと思います。

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