マイホーム探しの物語 〜万博記念公園駅で家を買う〜第1話:希望条件決めと土地探し
  • 土地・家を買う
2022.12.06
マイホーム探しの物語 〜万博記念公園駅で家を買う〜第1話:希望条件決めと土地探し
とある家族が新たに住宅を購入をする際に、どんな物語があるのでしょうか? そのプロセスを1つのストーリー仕立てでご紹介していきたいと思います。フィクションではありますが現実的な話として、ブログ感覚でお楽しみください。 主人公は都内勤務・在住の37歳男性、奥さんと2人の子供という4人家族で生活しています。そろそろマイホームの購入どきかな? と考えた主人公は、どんな考え方で家を見つけて、購入していくのか。購入先は新たに開発が進む「つくば丘陵都市 あすみの」。建売の新築戸建てに引っ越すまでの物語です。

 

そろそろマイホームが必要な理由

私は都内で働くITエンジニアです。現在もとある企業に勤めています。
住まいは東京都台東区です。会社は神田で通勤時間は約30分ほどになります。
同僚の中には毎日1時間半かけて出勤している人もいるので、自分は比較的楽な方だなぁと思います。
住んで約5年ですが、今の家に大きな不満はありません。今年で37歳になりますが、最近、我が家では住宅問題が話題になっていて気を揉んでいます。

10年前に結婚して、今では2人の子供がいます。5歳の息子と3歳の娘です。2人の幼い子供に囲まれた日々は忙しいながらも充実しています。上の子はいよいよ再来年から小学生になるので、そろそろ勉強部屋も必要になってくる頃です。
ここで自宅を広い場所にしたいなぁと悩んでいるのです。

今、住んでいるのは築28年のマンションで間取りは2LDK、リビングに7畳の寝室と4.5畳の子供部屋があります。部屋全体の広さは約68平米で、月々の家賃は16万円ほどです。車は持っていません。子供が大きくなっていくことを考えると少々手狭です。
そういったわけで、より広い自宅を探したいと思うようになりました。車の運転は好きなので駐車場もほしいですし、小さくてもいいので燃費の良い車があればいいなぁと思っています。

年齢的に考えても、仮に住宅ローンを30〜35年で組むとすると決断どきですね。
我が家は夫婦共働きで世帯年収は約900万円ほどです。

<現在の我が家の状況>

・4人家族(夫:37歳、妻:34歳、長男:5歳、長女:3歳)
・夫婦共働きの会社勤め
・職業はIT系エンジニア(夫)、IT系企業事務職(妻)
・世帯年収は約900万円ほど。貯金額は約1500万円ほど。
・住まいは台東区の賃貸マンション、間取りは2LDKで68平米程度
・夫婦の実家は夫が九州、妻が東北

 

 

どんな住宅に住みたいのか?

まずは、家を買うか、より広い賃貸に引っ越すべきかを考えました。

妻と相談したら、

 
 

いずれにしても、上の子(息子)が小学校に入学する前に引っ越したいわ。
小学校低学年で転校はかわいそうだから

という意見がありました。つまり、猶予は2年間になります。

取り急ぎ、都内の3LDKの賃貸物件を探してみましたが、やはり安価で適切な物件は見つかりませんでした。

困っていると

一戸建てにしようか?!

 
 

じゃあ、一戸建てを買わない?
土地だって子供たちに残すことができるじゃない。
子供が成人したときに帰って来れる場所があるのって素敵だと思うし

と、妻がアドバイスをくれました。でも、都内の一戸建てなんて、私の収入では手が届きません。
もちろんマンションもそうです。中古戸建ても検討しましたが、23区は土地自体が高いので現実的ではありませんでした。

混乱してきそうだったので物件に求める希望を書き出してみました。

<我が家の夢の自宅計画・希望条件リスト>


 ①家の広さ=延べ床面積は90平米以上、可能であれば100平米以上。
 ②35年住宅ローンで確実に購入できる物件であること。予算は5000万円程度。
 ③間取りは3LDK以上。子供1人1室はマスト。できれば4LDKで1室を書斎など私の部屋にしたい。リビングは広く、家族でゆっくり暮らせる空間にしたい。
 ④子供の教育環境が良い土地柄であること。
 ⑤駐車場があること。
 ⑥中古よりは新築。
 ⑦勤務地まで1時間程度で行けること。
 ⑧家探しから引越しまでのリミットは2年間。40歳になる前に住宅ローンをスタートさせたい。長男の小学校入学前に引っ越したい
 ⑨自然環境と生活インフラ、双方のバランスが良い場所であること。
 ⑩自分や妻の趣味が活かせる可能性を持った家であること。

難しいことかもしれませんが、この条件を満たすような家を探してみようと思います
家族のために頑張るぞ!。

希望条件を整理するPOINT
希望条件を整理するPOINT
希望条件を整理するPOINT

・収入や貯蓄状況・住宅購入予算
・家の広さ、平米数
・マンション・注文住宅・中古リフォームなど、住宅の種類
・間取りや部屋数
・通勤時間やアクセス手段
・学区や幼稚園などの子育て・教育環境
・最寄りのスーパー、コンビニ、公園などの周辺環境
・自身の趣味や好みなど譲れないポイント
・いつまでに引っ越したいかなど住宅購入までのスケジュール

事前に希望する条件を詳細なリストにして目的を明確化しておくと、土地・物件の情報収集や不動産やさんとのコミュニケーションの際に役立ちます。

 

都心ではない土地へ目を向けるまで

家探しを始めて早くも1ヶ月が過ぎましたが、『希望条件リスト』の①〜③がネックになって良い物件は見つかりませんでした。


 ①家の広さ=延べ床面積は90平米以上、可能であれば100平米以上。
 ②35年住宅ローンで確実に購入できる物件であること。予算は5000万円程度。
 ③間取りは3LDK以上。

もう諦めるしかないのかな、と弱気になっているところに、妻が助言をくれました。

 
 

私は別に都内じゃなくてもいいけどな。
特に東京に思い入れがあるわけでもないし、最近じゃリモートワークも増えてきたから、出社日も出社時間も減ってきているしね。

言われてみれば、私も妻も同様にリモートワークが増えています。
だから、仕事部屋がないというのも、現在の悩みの1つでした。郊外であっても、条件を満たす物件が見つかるのであれば、それも素敵だなぁと思うようになりました。
同僚の中に1時間ほど通勤時間をかけている人がいますが、彼らは都外で住宅を購入しています。
彼らの意見を求めると、つくば市に新築戸建てを買った人の話が参考になりそうでした。

茨城県は視野に入れていませんでしたが、つくばエクスプレスを使えば、秋葉原⇄つくばの時間は約45分ほどですし、通勤時間が1時間程度に収まりそうです。
『希望条件リスト』の⑦がクリアできるという意味で検討の余地がありそうです!


 ⑦勤務地まで1時間程度で行けること。

しかも、近年人気が高まっている土地だそうですし、教育という観点からも良さそうです。早速、不動産会社に問い合わせてみました。

調べてみた結果、比較的都内に近い流山市や守谷市、つくば市などは人気が白熱し過ぎていて、すぐには土地が見つからなそうな状況でした。
『希望条件リスト』の⑧が叶わなそうです。


 ⑧家探しから引越しまでのリミットは2年間。40歳になる前に住宅ローンをスタートさせたい。長男の小学校入学前に引っ越したい。

長男が小学生になってしまうからです。
今すぐ検討できそうなスポットとして紹介されたのは万博記念公園駅周辺でした。

 

初めて知った“あすみの”の魅力

万博記念公園駅は、つくば駅よりも2つほど東京寄りに位置しており、都市と自然が融合した新しい土地として開発が進んでいるのだそうです。
このエリアは「つくば丘陵都市 あすみの」と名付けられ、様々なプロジェクトが進行中みたいです。

これから新しい街が作られていくという点に未来が感じられますし、非常に興味が湧きます。
新しい家に住んで新しい街が出来ていきます。
そのプロセスの中に自分が入るなんてことは素敵です。気になったので、実際に行ってみました。

購入予定地の奥には筑波山が顔を見せている

真っ直ぐ続く広い道路にさほど多くない車の往来

西側は真っさらにならされた土地が広がっている

夕方の帰宅時でも車の数はまだそれほど多くない

宅地整備が進んでいる地区は万博記念公園駅から車で5分ほどの近場にありました。
西側は真っさらにならされた土地が広がり、遠くには筑波山が顔を見せていて心地よい風景です。

なんて広々とした開放的な空間なんだろう、と心が洗われるような気持ちになりました。

住宅建設予定であろう区画

住宅建設予定であろう区画

住宅建設予定であろう区画には、すでにいくつもの新しい戸建てが並び、室内から家族団欒の灯りが漏れていました。
これから家が建つらしい土地を見ても広いです!
『希望条件リスト』の①、⑤、⑥を簡単にクリアできそうです。


 ①家の広さ=延べ床面積は90平米以上、可能であれば100平米以上。
 ⑤駐車場があること。
 ⑥中古よりは新築。

どの家にも1台以上の車が置いてあるので、ちょっとした車を置く夢も叶いそうです。

住宅建設予定地の目の前にあるコメリパワーつくば西店

住宅予定区画の目の前には、大型ホームセンターのコメリがありました。中を覗いたのですが、何でもありそうでした。
園芸用品も豊富なので、妻も喜びそうでよかったです。妻の夢は植物庭園ですから。それに、DIYで家具や子供の遊具が作れそうなのも個人的に喜ばしいことでした。私はDIYで家具などを作るのが好きなんです。

付近の施設を調べてみたら、住宅予定区画の側に保育園がいくつかあって、さらに進むと大きな中学校もありました。
昨今の人口増加もあって、研究学園地区とみどりの地区では2023年度、2024年度に小中学校も新設されていくそうです。

公園のシンボル「科学の門」

芝生広場

イチョウ並木

シンボル広場

水辺広場

水辺広場

国際科学技術博覧会「科学万博―つくば’85」のキャラクター「コスモ星丸」

また、万博記念公園駅というだけあって、広大な科学万博記念公園があります。
ここなら、子供たちを思いっきり遊ばせることができそうです。
今の季節は黄色く染まったイチョウ並木が見られ、数百本に至るソメイヨシノが植えられているそうなので、春になったらお花見をしても良いでしょう。

駅から車で7分ほどの場所には、つくば市島名交流センターという地域の交流拠点もあるようです。
今後、新しい街を同じ地区に住む人と作っていくことを考えると、重要な場所になりそうです。

そして、建設途中でしたが、今後つくばスマートICが出来て圏央道へリンクするのだとか。
これなら、都内に用事があったり、家族で買い物に行くときは車移動が楽そうです。妻の実家でもある東北への移動もしやすいでしょうね。すっかり、この土地が気に入ったので、住宅購入の検討を進めていきたいと思います。

<我が家の土地選択のポイント>

①希望の広さがある新築戸建てを建てることができる。
②住宅整備と開発が進んでいる地区なので現実的に購入可能。2年以内に引越しができそう。
③都内への通勤時間が1時間程度。
④自然環境と生活空間のバランスが良い。
⑤今後、新しく街が出来ていくという未来が感じられる場所であるということ。

実際に現地をチェックする際のPOINT
実際に現地をチェックする際のPOINT
実際に現地をチェックする際のPOINT

・敷地面積や立地など希望する物件が建てられる土地か
・スーパーやコンビニ、公園など生活がしやすい環境かどうか
・駅・バス停、学校までの距離など、通勤・通学の利便性
・土地・物件の販売開始/引き渡しタイミング

気になる土地や物件を見つけたら、実際に足を運んで近隣の環境をみてまわることが大切。
近隣に住んでいる人やその土地の雰囲気を肌で感じ取りながら、10年、20年先にその土地で生活する自分をイメージしてみましょう。

どうやら主人公は、万博記念公園駅が最寄りとなる、あすみのに注目したようです。彼は自宅に戻って家族に報告したことでしょう。
次回は、不動産屋やハウスメーカーに相談し、購入が現実的であるかどうか、住むのであれば、どんな家にしていくのかを検討していくことになります。

第2話はこちらから!

つくば市
筑波山麓秋祭り観光ガイド
https://new-tsukuba.jp/article/1029
この記事を書いた人
この記事を書いた人

田島諒(たじまりょう)

フリーランスにて、音楽・ファッション・インディアート等のサブカルチャー系メディアのディレクション、エディットを行う。
現在はカルチャー誌「EYESCREAM」やレコードレーベル「PIZZA OF DEATH RECORDS」と協業するDMRT inc.へ所属。

【取材協力】

桂不動産
桂不動産
"https://www.katsurahome.co.jp/"
【公式】パナソニック ホームズ(住宅・ハウスメーカー)-Panasonic
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"https://homes.panasonic.com/"

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