雙峰祭当日は200店以上が出店しており、1日ですべてを見て回ることが難しいほど盛りだくさんでした。今年度は屋外での出店が可能となったため、外を歩けば食べ物を焼くいい匂いがしたのも印象的でした。
ここからは、ライターが気になったブースをピックアップしてご紹介します。
雙峰祭当日は200店以上が出店しており、1日ですべてを見て回ることが難しいほど盛りだくさんでした。今年度は屋外での出店が可能となったため、外を歩けば食べ物を焼くいい匂いがしたのも印象的でした。
ここからは、ライターが気になったブースをピックアップしてご紹介します。
雙峰祭実行委員会主催の企画として、両日ともに樽酒が振る舞われていました。
霧筑波や桐の花といった茨城県内の日本酒はもちろん、ワインやクラフトビールも飲むことができました。
驚いたのは両日で種類の異なるお酒が並んでいたことです。
ライターは両日とも参加しましたが、4種類もお酒を飲むことができ、とてもよい時間を過ごすことができました。
こちらも同じく雙峰祭実行委員会の企画である、来場者アンケートに答えると抽選で賞品がもらえる福引に挑戦。
結果はなんと、A賞に当選してしまい、景品としてつくば市研究学園にある温泉施設『喜楽里別邸』の無料入館チケットと、『東京国立近代美術館』のチケット、レッドブルを頂くことができました!
筑波大学応援部『WINS』が、来場者の悩みや背中を押してもらいたいことを応援してくれる企画「応援させてください!!」。
「エルクンバンチェロ」や「ハニーフラッシュ」といった、たくさんの応援ソングから、参加者が選んだ曲に乗せて全力で応援してくれます。
ライターは「朝寝坊しないで!!」と応援を受けました。金属楽器に乗った大きな音楽に合わせてチアガールたちが笑顔でポンポンを持って応援してくれたので、まさに野球場のバッターボックスでバットを構えているような気持ちになります。「頑張って起きるぞ!」という活力がみなぎってきました。
「芸術祭アートテラス」とは、『雙峰祭』に合わせて開催されている芸術祭の中で、芸術祭実行委員会が企画している飲食店のことです。このアートテラスでは、提供されるお茶とお菓子を楽しみながら、芸術専門生のラフやメモ書きといった実物を見たり、触れることができます。
作品が完成するまでの過程を見る機会はなかなかないので、貴重な体験をすることができました。
「これぞ筑波大学の文化祭!」という雰囲気を味わうことができました。たくさんの方に「ご帰宅(メイド喫茶に入店すること)」していただき、「メイド喫茶」というコンテンツがこんなに受容され、愛される空気感は、メイド文化が盛んな秋葉原とTXで繋がっているつくばならではでないかと感じます。
はい。昨年に比べて学外からの来場者がとても増えた印象でした。
特につくば市近隣からいらっしゃった方々は、「メイド喫茶」という珍しさから興味を持って足を運んでくださることが多く、嬉しかったです。
嬉しかったことは、何よりたくさんの人を笑顔にできたことです。
広い教室を確保できたおかげで、子供連れのご家族やご高齢の方など、学外や地域の来場者の方にゆっくりくつろいでいただくことができました。まるで本当にお屋敷に仕えるメイドのような気持ちになりました。
苦労した点は、コロナ禍で途絶えてしまった伝統の再興です。当時を知る先輩方のご支援がなければ、4年ぶりに対面で実施することになった「喫茶 メイドの土産」の成功はなかったと思います。
はい。足を運んでくださったにも関わらず、時間や品数が足らずご帰宅をお断りさせていただいた方がたくさんいました。
そのため来年も出店し、その方たちに再び笑顔で「おかえりなさいませ!」をお伝えしたいです。
去年も雙峰祭に参加しましたが、今年は店舗数が増えましたね。
また、去年は雙峰祭に参加するのに整理券が必要でしたが、今年は不要だったので地域の方達もたくさん来ている印象があります。いま食べている広島県人会の広島のお好み焼きがとてもおいしかったです。
出店では、お好み焼きとグリーンカレーを食べました。グリーンカレーは本場タイからの留学生が作っているので、とてもおいしかったです。
また、対面で麻雀に挑戦できる企画にも参加しました。普段はゲームで麻雀をしているので、実際に牌で麻雀をする機会がなかったため、ルールもおぼつかなかったのですが、挑戦できてとても楽しかったです。
雙峰祭内で開かれる芸術に特化したお祭りです。芸術専門学群生を中心に、自身が制作したものを販売するフリーマーケットや作品の展示が行われた他、芸術祭実行委員会による飲食企画や当日企画もあり、多くの人で賑わいを見せていました。
今回のテーマは「GAME」ということで、会場全体もカラフルでポップな雰囲気が醸し出されていました。
昨年の芸術祭は、フリーマーケットのみで規模が小さかった印象でしたが、今年度は会場が2つも設置され、大変な賑わいを見せていました。
また、フリーマーケット以外にも飲食店や当日企画があり、雙峰祭の中にもう一つの「祭」が形成されていてとても驚きました。実際に制作した学生の顔を見ながら作品を購入することができたのもとても楽しい経験となりました。
昨年はオフラインとオンライン両方の開催でしたが、今年は久しぶりに完全に現地での開催となりました。今回の芸祭のテーマは「GAME」ということで、どうすれば現地での体験が楽しくなるかということを1番に考えてきました。
グッズ制作や版画制作といったワークショップで、実際に体験することに意味のある企画が複数あることが1番の特徴だと思います。
作品の購入や展示を見たりするだけでなく体験型の企画にすることで、会場に足を運んだ方がより楽しめるように心がけました。
芸術専門学群(以下芸専)生や芸術については、まだ一般の方との壁や親しみづらさを漠然と感じており、もう少しフランクに楽しく、芸術やデザインに関わってもらえる機会を作れないかという気持ちが念頭にありました。
そこから誰もが楽しいとわかるテーマにしようと言うことで、「GAME」となりました。「芸専(芸術専門学群の略)」の字面も音にすると、ちょうどゲーセン(ゲームセンター)と似ていることもあり、ゲーム感覚でもっと気軽に参加して楽しんでほしいというメッセージが込められています。
芸専生がよくチェックしている、筑波大学校内にあるガラス張りの小さなギャラリー『T+アートギャラリー』にて、雙峰祭開催日2週間前から、芸術祭の広告として歴代委員長のインタビューや今年の芸術祭の企画についての展示を行いました。
他には、「TADF PRESS」という全3号のフリーペーパーを発行しました。
1号目は展示の告知、2号目は展示の内容のインタビュー記事、3号目は開催されている企画のリーダーから聞いた裏話を掲載しています。
雙峰祭当日に配布するのは3号のみなので、この日のみ来る人は3号しか手に入れられません。しかし、会場にあるダンボールでできた箱型をよく観察すると、隠しコマンドが書いてあります。そのコマンドを会場にて伝えると非売品のグッズがもらえるという隠しイベントもありました。
何気なく通りすぎている場所にも楽しい仕掛けを施したのが今回の見どころでもありました。
T+アートギャラリーでの展示の様子
芸術祭で発行されたフリーペーパー「TADF PRESS」
4月から半年以上かけて準備をしてきましたが、無事に開催当日を迎えられて良かったです。お客さんに楽しんでもらうために何をしようかを考えながら準備をしてきたので、実際にお客さんがいろんな体験をしていたり、楽しんでいる姿を見ることができてすごく嬉しかったです。
とても楽しかったせいか、始まってすぐに終わってしまった気がします。終わってしまってすこし寂しい気持ちもありますね。
雙峰祭は楽しいだけではありません。
雙峰祭実行委員会の企画では「つくばイチ受けたい授業」や「受験応援企画」といった学術的な企画もありました。
「つくばイチ受けたい授業」では、筑波大学の人気の教授による特別講義を受けることができます。
今年は「睡眠」「アニメ」「オリンピック」「コンピュータ」などをテーマに様々な特別講義が開講されました。普段はできない貴重な体験ができるのも雙峰祭ならではだと思います。
柳沢先生は睡眠について専門的に研究されており、最近話題に上がっているスマートフォンアプリの「ポケモンスリープ」の監修も行っています。
授業のテーマは「睡眠の謎」。1時間20分にも及ぶ密度の高い授業を実施していただきました。講義の中で特に驚いたのは、昼に眠くなることは異常であるということです。先生の話を聞き、もっと睡眠の時間を延ばして健康的な生活を心がけたいと思いました。
この授業では「恐竜研究とは」といった疑問に答えてくれた他、発掘の際にどうやって現地まで行って化石を掘って運ぶのかというところまで詳しく話してくれました。
また、先生の研究は電気も水道もないようなゴビ砂漠で地道に行われていること、恐竜の卵の殻に空いている穴の数でその恐竜がどのように卵を孵化させているか分かるということを初めて知りました。穴が多く空いていれば地面に埋めて地熱で暖めるタイプ、少なければ親が自分で暖めるタイプなのだそうです。
さらに、恐竜の研究は化石からの情報だけではなく、現在生きている生き物の生態も参考にして考察を行っているということも感慨深かったです。
田中先生の恐竜の講義は小さい子どもが多く受講しており、受講者の半数を占めるほどでした。子どもたちからはマニアックな質問も飛び交うなど、授業は大盛況でした。
『受験応援企画』は、様々な学類の筑波大生が、受験を考えている高校生の相談に乗るという企画です。
実際に筑波大生と個別で話すことができるため、受験生一人ひとりの悩みや質問に丁寧に答えてもらえる貴重な機会となります。参加者は、受験生必見の情報をまとめた冊子ももらえるそうで、受験生にはぜひ参加してほしい企画です。
昨年の参加者が130人ぐらいだったので、 今年は多めに予想して300人の想定で用意していました。
しかし、2日目に大学のアドミッションセンターさんの主催のミニオープンキャンパスがあったこともあり、400人以上の高校生たちに来ていただき運営側も本当にてんやわんやでした。
受験応援冊子については、自分たちでデザインから考えて、今年は結果的に冊子にするということまでやりきれたのはよかったです。嬉しかったことは、参加した高校生が帰りの際に運営側の方まで来てくれて「ありがとうございました」と言ってくれたことで、その際に家族と「来てよかったね」と話しているのが聞こえてじーんときました。
筑波大学にはオープンキャンパスでしか来たことがなかったのですが、雙峰祭はたくさん賑わっていて、ネットの情報で見るよりも熱気が伝わってきてとても楽しかったです。より筑波大学に行きたいと思いました。
雙峰祭に来たのは初めてでした。筑波大学に知人が在籍しているのと、自分も筑波大学に憧れがあって雙峰祭を訪れました。
ほかにも人工衛星を作っているサークルや吹奏楽をしているサークルにも話しかけてみたりして、大学の雰囲気を掴めたと思います。大学生の皆さんがそれぞれ様々な取り組みをしていてすごいと思いました。学力の高さに気後れしていましたが、接してみると普通の大学生さんなのだなと身近に感じることができました。
今年の『雙峰祭』の開催では、昨年までの来場に関する制限がなくなったこともあり、当日はたくさんの看板立てたり、パンフレットやウェブの内容を充実させたりするなど、対外向けの告知に力を入れました。
実際に『雙峰祭』当日は、想定以上に1日目からお客さんが多かった点が印象的でした。パンフレットが足りなくなりそうになるなど、1日目からてんやわんやでした。
開催中は、予定されていた調理企画の数々が、本当に問題なく実施できるのかなど、企画の様々な情報を実行委員で取りまとめていたものの、問題なく実施できているのかとても不安でしたが、無事に終わることができ、また、沢山の方に来ていただき楽しんでいただけて良かったです。
今年は4年ぶりの対面開催だったため手探りで行う業務も多く、来年の開催に向けての改善点もたくさん見つかりました。途絶えた歴史や今年新たに作り上げたノウハウを適切に引き継いでいき、来年に活かしたいです。
雙峰祭を終えて振り返ってみると、楽しかったという感情が一番にこみ上げてきます。
参加している筑波大学生だけではなく、近隣の方々や高校生や家族連れなど地域が一帯となって賑わっていました。
私たち学生団体C4もフリーペーパー「ツクマガ」の新刊を発行し、配布することができました。頑張って作ったフリーペーパーがお客様の手に渡った瞬間を目の当たりにしたとき、作ってよかったと強く思いました。
来年度で雙峰祭は50周年をむかえます。記念すべき雙峰祭に是非足を運んでみてください!
つくば市にある国立大学で、キャンパスの面積は 2,577,286m2 と、大学の単一キャンパスとしては国内第2位の大きさ。
学園祭『雙峰祭』は毎年11月初旬に開催されます。
▼公式サイト
https://www.tsukuba.ac.jp/
▼雙峰祭サイト
https://sohosai.com/
ツクナビは「発見!ツクバ的 シゲキ的」をテーマに、学生団体C4が運営するwebコンテンツ。
地域に関する特集や大学内のイベント情報、フリーペーパー「ツクマガ」の製作裏話などを掲載し、大学生目線の情報を提供しています。
学生目線の違った視点からつくばについて知りたい方はぜひチェックしてみてください。
筑波大生が運営する学生団体で、webサイト「ツクナビ」の運営と、フリーペーパー「ツクマガ」の制作を行っています。
様々な創造的で挑戦的な活動を通して地域社会へ貢献することと学生が普段の生活ではなかなか見つけることができない新しい世界の扉を身近で大きな扉へと変えるきっかけを与えることを目指し日々活動中です。
「ツクナビ」のアクセスはこちらから
合わせてフリーペーパー「ツクマガ」も要チェック!バックナンバーはこちらから
和田海音(わだ あまね)
学生団体C4メンバー。
筑波大学知識情報・図書館学類所属。
つくばで見つけた日々の発見を通じ、みなさんの毎日をちょっとだけ豊かにする団体を目指し日々活動中です。