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2024/02/19
守谷市で仕事も趣味も家族時間も 自分らしく楽しむ【つく女】
フリーマガジン『茨女』編集部が、つくばエリアに移住・UIJターン(大都市圏から地方への移住)した女性「つく女」を取材。移住までのエピソードや仕事や暮らし、地域との関わり方についてお聞きします。 今回は、守谷市で編集者として働く傍ら、ヨガインストラクターとしての一歩も踏み出した石綿理美さんにお話を伺いました。
この記事の目次
石綿理美さん
石綿理美さん

神奈川県横浜市生まれ。結婚後、都内から千葉県流山市の流山おおたかの森エリアに移り住んだ後、2017年に茨城県守谷市へ移住。

都内のIT企業でウェブメディアの編集業務を経験したのち、結婚を機に編集者として独立。現在は、子育てをテーマにしたウェブサイトの編集者としてフルリモートで働く。

2022年に趣味で続けていたヨガのインストラクターの資格を取得。編集の仕事の傍ら、公民館などでヨガ講師としてレッスンを実施。2人の男の子のママ。

仕事と子育てを両立させる自分らしい働き方

自宅で編集者として働く石綿さん。どんなお仕事をされているのでしょうか?

子育てや教育を扱うウェブメディアの編集者として、ライターさんから上がってきた原稿の確認や入稿作業、SNSの更新など、自宅でできる作業を中心に担当しています。子育て中なので、作業時間は週に3〜4日、子どもが幼稚園へ行っている9時から15時の間で働いています。

もう少し働けるけれど、子どもとの時間も大切にしたい。かといって仕事をしていないのも退屈してしまいそうなので、私にとってはちょうどよい働き方です。仕事と子育てを両立させて、時間に追われているくらいの方が生活にメリハリが出て、私の性格にあっているかなと思っています。

在宅ワークの様子

夫もほぼリモートワークで、今日も家で作業しています。取材が始まる前も「自分も出た方がいいかな?あいさつだけでもしようかな」とソワソワしていました。
夫は週に一度都内のオフィスへ出勤しています。数年前までは、毎日出勤していましたが、リモートワークが多くなったのでずいぶんと楽になったと思います。

編集者になられたきっかけから、移住の経緯について伺いました。

大学卒業後、インターンでお世話になったIT企業に入社しました。
学生の頃から担当していたウェブメディアの編集が楽しくて、社員さんに直談判して採用してもらいました。ウェブメディア専任の社員は私が一人目だったので、企画やアポ取り、入稿など編集者としての仕事は一通りこなしました。サイトのターゲットが、当時の自分と重なる20〜30代の女性で、恋愛や結婚など興味深いテーマを扱っていたため楽しく取り組めましたし、与えてもらった裁量も大きかったのでやりがいがありました。

編集の仕事の傍ら、自分でもブログを運営しており、入社3年目頃に読者が増えてきたことと、結婚のタイミングが重なり、フリーの編集者に転職しました。

結婚当時は世田谷に住んでいたのですが、妊娠を機に守谷市に住んでいた両親のそばで暮らそうと千葉県の流山市に引っ越しました。当時は、夫が都内のオフィスへ毎日出勤していたので、まずは一歩手前の流山で新生活をスタートさせました。

穏やかな雰囲気に惹かれ 守谷にマイホームを購入

千葉県流山市での生活を経て、守谷市に移住を決めた石綿さんご夫婦。移住の決め手を教えてください。

きっかけは、先に両親が守谷市にマンションを購入しており、父親の仕事の都合で2年間アメリカへ行くことになってしまい部屋が空いたので、その期間だけ試しに借りることになりました。夫は変わらず都内へ出勤していたため始めは通勤の不安はありましたが、暮らしてみると不便なことは全くなく「守谷市に帰ってくると、のどかで心が休まる」と茨城での生活を気に入ったようでした。

ちょうど長男を出産したタイミングだったのですが、子育てをしやすい環境だったので、自然な流れで私たちも守谷市で暮らすことを決めました。

マイホーム建築中の様子

そして両親が帰国後、私達もマンションを探したのですが、空き部屋になかなか出会えず困っているときに今の家の土地を見つけました。昔ながらの家も残る穏やかな雰囲気のエリアで、公民館や学校が近かったことも決め手になり、マイホームを建てました。

家の周辺は、駅前のきれいに整備されたエリアに比べると、世代交代の途中のようなイメージで、新しい家と昔ながらの家が混在しています。場所によって、建設物の高さも制限しているのか、空が広く感じます。私は自動車の運転免許を持っていないのですが、スーパーや公園、公民館は徒歩圏内なので快適に生活できています。

2010年に守谷市に引っ越された石綿さんのご両親。ご両親が守谷市を選んだ経緯を伺いました。

父親は転勤が多く、私も小さい頃から横浜や福島に引っ越し、高校3年間はアメリカで過ごして、大学進学時に両親より先に日本に帰国しました。
その後、日本に帰ってきた父は福島勤務だったのですが、少しでも私たち兄弟の近くに住もうと、都内までのアクセスが良いTXが開通して間もない2010年に守谷市のマンションを買いました。
母は守谷市で暮らし、父のみ平日は福島、週末は常磐線を使って守谷市に帰ってくる二拠点生活を送っていました。

当時は駅前もまだ駐車場しかない印象でしたが、年々開発が進み、いつの間にか住みよい町になっていましたね。今は父も定年退職し、守谷市での生活を楽しんでいます。

市民農園や公園で心地の良い空気が流れる守谷ライフ

子どもたちに土に触れたり、野菜が育つ過程を知ってほしくて、家族で野菜作りを始めました。

現在借りている市民農園は自宅から車で10分ほどの距離で、借りている区画は約30平米もあり広々と使えるので、両親と半分ずつ使っています。夏はトマト、なす、きゅうりなどの夏野菜、冬は葉物野菜を中心に育てています。子どもたちの登園後、週に2、3回ほど、夫と二人で水やりや雑草抜きに出かけます。夏は猛暑の中、際限なく生える雑草との戦いになりますが、トマトやきゅうりはたわわに実るので育てがいがあり、苦になりません。子どもたちも収穫の時は喜んでついてきます。(笑)

 

お子さんが市民農園の手入れをしている様子

去年はとうもろこしを植えたのですが、追肥がうまくいかなかったのか、収穫までは行きませんでした。自分たちでいろいろと研究したり、同じ農園を使っている方からアドバイスをもらったりして、試行錯誤しながら野菜作りを楽しんでいます。

元気いっぱいなお子さんとの暮らし。子育て環境について伺いました。

わが家はわんぱくな男の子二人ですごく騒がしいのですが、近所の方は「子どもの声が聞こえると、こちらも元気になっちゃう」と声をかけてくれたり、子どもに寛容な街だなとありがたく思っています。

ボール遊びができる公園もあって、子どもがのびのびと体を動かせる環境もありがたいです。

お子さんがご自宅の近所で虫取りや散歩を楽しむ様子

自宅では、息子が家の前で捕まえてきたカナヘビを飼っています。
野生のカナヘビは、一度餌をあげると野生には戻れないらしいと聞き、ペットとして飼うことになりました。6〜10年は生きるようで、家族で大切に世話しています。

餌は、生きたコオロギやバッタなので、春から秋にかけては、家の裏のお寺で、餌となる昆虫を捕まえるのが日課です。
お寺の清掃員の方も優しい方で、バッタがたくさんいる場所を教えてくれたり、カブトムシを捕まえておいてくれたり、子どもたちと親しみを持って接してくださいます。

自分の時間も充実 ヨガ講師に挑戦

仕事と家族との時間をうまくやりくりしている石綿さん。その合間にはヨガの講師もされています。どのようなきっかけがあったのですか?

20代の頃から趣味でヨガを続けているうちに、ひとつひとつのポーズがどの部分に効いているのか、自分は効果的な体勢が取れているのかが気になるようになりました。ヨガのポーズについて、解剖学的に学べばもっと体を変えられるのではという興味本位で、ヨガインストラクターの資格を取ることにしました。

私が取得したのは、全米ヨガアライアンスRYT200というヨガインストラクターの国際ライセンスです。200というのは、200時間勉強をしたという意味で、約10カ月間、毎週日曜日に東京の浅草橋にある教室に通って、基礎知識やレッスンの方法について勉強しました。オンラインでも受講できたのですが、TXを使えば1時間かからず通える距離ですし、仲間との交流もリフレッシュになりました。

「全米ヨガアライアンス200」資格証明書を持つ石綿さん

 

子どもたちは、私が家を開ける日曜日を「パパの日」と呼び、夫の勧めで1年間、合気道を習いました。年齢の離れた子供や親以外の大人と交流することで、多くの刺激を受けて心の成長に繋がったように思います。
私も自分のことを楽しみながら、家族も新しいことに挑戦してくれて、よい時間になったのかなと思います。

ライセンスの取得後は、友人が出産したことをきっかけに守谷市立公民館の一室を借りて、産後の体づくりを意識したヨガレッスンを始めました。公民館では、スポーツや音楽、料理などのサークルを作ると集会室や大広間を借りることができます。

口コミで少しずつメンバーが増えて、今は子連れクラスと大人クラスの2クラスを隔週で開催しています。サークルのメンバーにとって、友達作りや子育ての息抜きをする場となっていたら嬉しいです。

公民館での活動が少しずつ知られるようになり、昨年の9月から市内の福祉施設でもヨガ教室を開いています。参加者の年齢や性別もさまざまで20代の女の子から70歳のおじいちゃんまで、幅広い世代の方に向けてレッスンを行っています。

産後の体にフォーカスした公民館のレッスンとは違い、年代の異なる方々の動きを見ることができるので、学ぶことが多くあります。人それぞれの体や動きを見て的確な指導ができるようになりたいですね。

ヨガ教室の様子

今後は、一人一人に丁寧なアドバイスができるようプライベートレッスンも開催してみたいです。ヨガは自分の心と体をメンテナンスするための大切な手段でもあるので、楽しく学び続けたいと思っています。

移住を検討している方へのメッセージと今後の目標を伺いました。

茨城県TX沿線エリアは、交通の便の良さ、スーパーや公園の数、道の広さなど、子育て中のご家族が快適に生活できる場所だと思います。
豊かな自然の中で、のんびりとした気持ちを保って暮らせるこの町で、これからも興味の赴くままに学び続けて、自分のペースでチャレンジを続けていきたいです。

 

石綿さんが参加した、
【新!つくば 移住トークイベント】の
レポートもぜひ御覧ください
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フリーマガジン「茨女」とは?

フリーマガジン「茨女」は、茨城所縁の20〜30代の女性編集部がつくる“茨城県出身の女性を応援するメディア”です。
「茨女」は、2013年11月1日にFacebookページに記事を掲載したことから始まりました。
「茨女」を通して、茨城県内外で活躍する茨城県出身の女性一人ひとりの人生を応援し、茨城県出身の女性のロールモデルとなるような人物を取り上げていき、マガジンを読んでくれた人に何らかの活力や勇気を与えられるようにとの思いで活動しています。また、茨城県出身の活躍する女性をピックアップし、世界に発信することで都道府県の魅力度ランキング最下位常連だった茨城県のイメージを払拭し、「人」が、「環境」が魅力的という観点から茨城県の良さを広めていきたいと考えています。

INFORMATION
フリーマガジン 茨女 (いばじょ)

茨城所縁の20〜30代の女性編集部がつくる茨城県出身の女性を応援するメディア
「茨女」を通して、茨城県内外で活躍する茨城県出身の女性一人ひとりの人生を応援し、茨城県出身の女性のロールモデルとなるような人物を取り上げていき、マガジンを読んでくれた人に何らかの活力や勇気を与えられるようにとの思いで活動しています。

フリーペーパー「茨女」バックナンバーはこちらから

取材をしたひと
取材をしたひと

茨女編集部 代表 川井 真裕美

株式会社MIITO CREATIVE(ミートクリエイティブ)代表取締役社長。グラフィックデザイナー/イラストレーター。フリーマガジン「茨女」代表。「茨城×女性×デザイン」という領域で、茨城県の魅力を発信しながら「よくばりな働き方を叶える!」ことを実践中。

この記事を書いた人
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茨女編集部 八子結奈

フリーライターとして活動する傍ら、静峰ふるさと公園(茨城県那珂市)のパークコーディネーターとしてイベント企画を行う。

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